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不老長寿も夢じゃない

目の疲れと納豆の関係

 「納豆を食べたら目のかすみが治った」。健康維持のために毎日納豆を食べ続けているという人から、よくこんな報告を受けることがあります。
 なかには、目のレンズにあたる水晶体が濁る「白内障」や、実際にはありもしない黒点が目の前でちらちら見える飛蚊症などが改善したケースもあります。

 納豆はタンパク質を変性させる活性酵素を除去するだけではなく、目の中にできる変性タンパク質を取り除く作用があると考えられています。  さらに「納豆が目によい」理由としては、納豆のネバネバに含まれるナットウキナーゼの働きによって、血管の血栓が溶けることも大きな関係があります。

 たとえば、網膜中心静脈閉塞症という病気があります。目の網膜には、たくさんの血管が走っていますが、この静脈に血栓ができて血の流れが塞がれると、眼底出血を引き起こし、やがては失明に至ることもあるのです。
 このような患者さんのうち、薬物療法が使えない人に納豆を何日か食べてもらったところ、血の流れが改善され、視力も上がったという事例があります。(ナットウキナーゼは熱に弱いため、効果を十分引き出したい時は、納豆を加熱せずに食べる必要があります)。

 こうした理由から、目のお医者さんの中には、納豆を積極的に食べるよう患者さんに勧める人もいるほどです。
 網膜だけではなく、眼球、眼球や眼底など目には、数多くの血管が走っています。血液の流れが阻害されれば、視力が下がるなどの、目の機能異常が表れてきます。パソコン画面の見すぎなどにより目を酷使すれば、血液の流れも当然悪くなります。
 また、座りっぱなしの姿勢や仕事のストレスによる肩こり・腰の疲れなど、目以外でも、血流異常はさまざまな障害を引き起こします。納豆は、OA化時代、ストレス時代を生きる現代人の強い味方といえるでしょう。