納豆を愛する皆さん!こんにちは!
全国の納豆グルメを食べ歩く納豆ライターの坂田ねばるです!
日本の伝統食である納豆には、古くから伝わる伝統的な食べ方はもちろん、
納豆のポテンシャルをいかした独創的な新しい食べ方が全国各地に存在します。
そんな全国に広がる納豆食文化を紹介する『ニッポンおいしい納豆地図』
今回は宮崎県にやってきました!
宮崎といえばチキン南蛮、地鶏炭火焼、レタス巻き、など
美味しいご当地グルメがたくさん存在しますが
中でも宮崎県民が愛してやまないと言われているのが「冷や汁」!
「冷や汁」とは、焼いたあじ、イワシなどの近海魚をほぐし、焼き味噌をのばした汁に、豆腐、きゅうり、青じそなどの薬味を入れてアツアツのご飯にかけて食べる郷土料理。
鎌倉時代から宮崎県民に愛され続けるソウルフードです。
「冷や汁」と「納豆」ってめちゃくちゃ相性良さそうじゃないですか?
冷や汁に納豆入れたら絶対美味しいですよね!
という事で、今回は「納豆冷や汁」をご紹介したいと思います!
と、その前に宮崎県にきたからには絶対に外せないスポット
高千穂峡にやってきました!
日本の滝百選にも選ばれた高千穂峡のシンボルとも言える真名井の滝や、
神話に由縁のある「おのころ島」や「月形」「鬼八の力石」など、ここでしか見ること
のできない独特な景観が広がっています!
そして、高千穂といえば「天孫降臨」の舞台としても有名ですよね。
高天原(たかまがはら=天界)にいた神々の中から天照大神(アマテラスオオミカミ)
の孫(=天孫)である瓊瓊杵命(ニニギノミコト)を中心とした一行が地上に降り立ち、
その地を「高千穂」と名付けて治めるようになったんだとか。
高千穂が「神話のふる里」と称される所以です!
そんな天孫降臨の地である高千穂八十八社の総鎮守「高千穂神社」をはじめ
天照大神が洞窟に隠れこもり世界が暗闇になったという岩戸神話の舞台とされる
「天岩戸神社」。天照大神が岩戸に隠れた際に神々が集まって天照大神が出てくるよう
に相談したという「天安河原」など神話にまつわる聖地が点在しています!
近年ではパワースポットとしても大注目されているそうです!
高千穂でたっぷりとパワーを頂いたところで今回のお目当てである「冷や汁」を
求めて「ふるさと料理 杉の子」さんにやってきました!宮崎駅から車で10分ほどの
場所にある地元の食材が堪能できる昭和四十五年創業の老舗です。
店内は和を基調とした高級感ある空間が広がっていました。
という事でまずは宮崎名物「チキン南蛮」を注文!
ジューシーに揚げた鶏肉に、甘酸っぱい南蛮酢と
甘みのあるタルタルソースが絶品です!
そんなチキン南蛮と納豆がコラボしたらどんな味になるのか!という事で!
お店にお願いして納豆をトッピングさせてもらいました!
では、頂きます!
「おおー!コレはうまい!」
タルタルソースに納豆の粘り気が加わり
ジューシーな鶏肉を包み込みます!
皆さん!納豆チキン南蛮かなりアリです!
そして、こちらが今回お目当ての「冷や汁」!
地域によって作り方が若干異なるとの事ですが
「杉の子」さんの「冷や汁」は宮崎の伝統的なつくり方に拘り
一匹ずつイリコの頭とワタを取り除くなど、とても手間ひまをかけているんだとか。
かなり大変な作業だがこうする事で味が全然違うんだそうです。
味噌も店主が選び抜いた西都市で作られる麦味噌のみを使用しています!
イリコと麦味噌で作られた焼き味噌を溶くのは、冷やしておいたコンブとカツオブシの出汁。
具材はきゅうり、豆腐、青じそ、ミョウガなどが入っております!
まずはそのまま頂いてみます!
「ズズ…おおーうまい!」
イリコの風味と香ばしさが口の中に広がりその後、青じそ、ミョウガの香りが鼻を抜けていきます。
あっさりなのにコクがある何杯でもイケる病みつきの味です!
こちらもお店にお願いして「納豆冷や汁」にさせてもらいました!
味噌ベースの汁物に納豆が合わない訳がない!
絶対美味しくなる組み合わせですよね!
「ズズズ…」
「おおーうまい!うますぎる!!!」
納豆の旨味と香りが冷や汁の美味しさを格段にアップさせています!
不思議なほどあっさりで不思議なほどコクがあるんです!
そしてこの「納豆冷や汁」をホカホカの麦飯へ!
見てください!食欲をそそるこの絶景を!
では、「納豆冷や汁ご飯」頂きます!
「パクリ」
「う、う、う、うまい!!!」
麦飯との相性は抜群!
お茶漬けのようにサラサラと食べられちゃいます!
美味しくなるのは分かっていましたが想像を遥かに越えてきました!
もう手が止まりません!
あっという間に完食です!
「杉の子」さんご協力ありがとうございました!
冷や汁の素はスーパーなどでも購入できますので
是非、試してみてはいかがでしょうか!