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納豆のさらなる効果を解明するために
『納豆研究奨励金』制度が設立!

 日本の伝統食の代表である納豆の健康増進効果は、これまでの研究によって、続々と明らかになってきました。しかし、未解明の部分も多く、新たな効果の発見などを目的として、『納豆研究奨励金』制度が設立されました。

1.納豆に関するユニークな研究、求む!

 日本の伝統食品の1つ、「納豆」は、近年、世界中の研究者から注目される健康機能や効果が相次いで発見され、大変注目を集めております。血栓を溶かして循環器系疾患を予防・改善する働き、ビタミンKによる骨へのカルシウム沈着作用、胃潰瘍の原因であるヘリコバクター・ピロリ菌の抑制など、実に多くの効果が発見されました。しかし、まだまだ解明されていない部分の多い食品の代表格でもあります。それらを解き明かしていくことが、私たち全国納豆協同組合連合会(納豆連)の使命の1つと考えています。

その一環として、納豆連では、納豆に関する研究に携わる学生・研究者を対象とした『納豆研究奨励金』制度を設立いたしました。本推奨金は、納豆市場の一層の発展に寄与する納豆に関する研究を支援するとともに、新たな納豆研究者の育成をはかることを目的としております。

日本の納豆メーカー各社が加盟する納豆連では、新たな納豆研究を補助することが納豆業界全体の発展につながるものと考えています。自然科学領域からの研究に留まらず、人文・社会科学領域からのユニークな視点の納豆研究の発展にも寄与することを目的に募集することにいたしました。

具体的な募集要項は下記の通りです。
なお、申込書は表紙から納豆研究奨励金のページに入りダウンロードできます。

【1】対象領域
(1)自然科学系(生物、化学、医学、食品系)
納豆と健康増進に関する研究
・納豆に含まれる成分の機能性に関する研究など
・納豆の食し方、利用法に関する研究など

納豆の製造に関する研究
・納豆の製法、納豆菌、納豆の品質に関する研究

(2)人文・社会科学系
納豆のマーケティングおよび食文化に関する調査・研究
・納豆の利用実施調査、消費者意識調査など
・納豆の歴史、地域性に関する研究など

【2】応募資格
・短大、大学、大学院、専門学校、その他教育機関などにおいて研究活動に従事しているもの(学生、院生も可)
・研究機関、試験所、医療機関などに置いて研究活動に従事しているもの
※年齢制限はありません。

【3】奨励金額
一件20万円 × 3件

【4】応募方法
研究内容は申請者が主体となって行なう研究で、単年度(2005年4月1日から2006年3月31日)内に研究が完了し、成果をまとめられるものを原則とします。

【5】応募期間、選考方法、採否の通知
・応募期間
 2004年10月1日から2005年1月31日まで
・選考方法
 納豆連の研究委員会において選考します。

・選考委員
 倉敷芸術科学大学教授 須見洋行
 納豆連 研究委員長 井川敏久
 納豆連 PR委員長 笹沼隆史

採否の通知 採否は2月末ごろに応募者全員に直接通知します。また、入選者名は、納豆連のホームページに掲載します。

【6】奨励金の交付
奨励金の交付は、申請者本人名義宛で、決定後一ヶ月以内にお送りします。奨励金の使途については報告の義務はありません。

【7】研究結果の権利と結果の活用
・研究結果は論文またはレポートとして納豆連へ報告していただきます。
・研究結果に関する権利・著作権は、奨学金受給者に帰属しますが、納豆連が納豆の消費拡大のためにこの研究結果を活用させていただくことがあることを、ご了承願います。
・研究結果は、納豆連が主催するセミナーなどで発表を依頼する場合、および納豆連を通じてマスコミなどで一般に公表させていただく場合があります。
(この場合、交通費などの経費は別途支給いたします)

【8】現在実施中の研究について(例外)
今回の募集では、既に実施されている研究で2004年度(2004年4月1日から2005年3月31日)に成果がまとめられるものについても募集の対象とします。