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第9回全国納豆鑑評会 名古屋大会 (2004/02/13)
受賞者インタビュー
■最優秀賞（農林水産大臣賞）
『元気納豆 山葵（わさび）』
マルキン食品株式会社 / 代表取締役 吉良元雄さん
●2年連続の最優秀賞受賞、おめでとうございます
ありがとうございます。これも日々の努力を積み重ねた成果だと思います。
自社の商品を鑑評会に出すには、最良の発酵状態で当日に届くように気を配っています。納豆はどうしても流通段階で発酵が進んで風味が変わるものだからです。それは、小売店店頭で買っていただくお客様の口に入るときも一緒です。
●この商品を作るのに工夫された点は？
この商品は『元気納豆山葵（わさび）』という名前からもおわかりでしょうが、通常の納豆に添付しているからしの代わりに「わさび」のパックを添付しています。からしだけではなく、「わさび」で食べる納豆もおいしいのです。それを皆さんに知ってもらいたいという思いから誕生した商品です。
わさびなので、子供よりも大人をターゲットにしています。わさびで食べる納豆が美味しいと感じることのできる絞り込まれた層に向けた納豆ですね。
●今回で3度目の受賞となるのですが、受賞する秘訣はありますか？
特にはありません。先程申し上げたように日々自信を持って製造に携わることだと思います。ただ、今回の受賞は市場競争が激しく、納豆の小売単価が下がっているときだからこそ良い機会になると期待しています。
●原材料でのこだわりは？
この製品はこだわって中国産の大豆を使っています。鑑評会では国産大豆の方が有利だといわれていますが、産地より豆自体の味を重視しています。国産の大豆だと粒が大きくて美味いものが多いのですが、小粒で上手につくるの技術は難しいと考えています。そこで、大きさも均一で味のよい中国北部の寒い地方で採れる大豆を使用しております。
●最後にひとことお願いします。
全国の皆さんが、この納豆をかき混ぜて酒の肴にしてくれるようになるとうれしいですね。この納豆で新しい納豆の食べ方を発見してもらえれば幸いです。
