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頭脳向上に役立つ

急速な高齢化をはねかえす日本の納豆

 日本は、このままでは“老人大国”になってしまいそうです。最近、日本人の勢いがだんだん衰えてきているような気がしてなりません。  ちなみに、「老人大国」というのは、『角川新字源』によりますと、「歴史は古いが、衰えてきた大国」とあります。 まさに、日本そのものじゃありませんか。

 少子高齢化が、どんどん進む日本。現在、総人口に占める65歳以上の老人人口は、16.7%となり、国民の6人に1人が高齢者。さらに、あと30年もすると、65歳以上は、30%前後になると予想されますから、まさに、3人に1人は老人になってしまうのです。 高齢化とともに、痴呆症も増加し、65歳以上の約7%が、痴呆症になるとみられています。

 さらに、高血圧とか心臓病、糖尿病などの生活習慣症も増え、寝たきりになってしまった方々の介護も大きな社会問題になっていくのはまちがいありません。 逆に15歳未満の年少人口はどんどん落ちこみ、ついに、15%を割りこんでしまいました。
現在、日本の人口は1億2500万人ですが、これからも少子高齢化が進むために、やがて、人口そのものが減っていきます。

 以上のような、日本民族の少子高齢化、労働力の不足、悪平等的な保護政策、政治家のあいまいな言動、ビジョンの欠落、若者たちの無気力、学校の混乱などの社会現象をとらえ、アメリカのニューヨーク・タイムズは1999年8月1日の紙面で、「数十年先の日本は、まるで過疎の島」と書いています。

急速な高齢化をはねかえす日本の納豆

 では、この衰退から抜け出し、立ち直るにはどうすればよいでしょうか。
 一にも二にも、食の選択です。日本民族が、この風土の中で育て上げてきた「納豆」に注目してほしいのです。情報化時代に対応するための頭脳力の向上に不可欠のレシチン、血栓を溶かして老化を防ぐナットウキナーゼ、ボケを予防するビタミンB類、腸の若返りに欠かせないオリゴ糖などが豊富に含まれているからです。