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第12回 全国納豆鑑評会(2007年2月23日)
受賞者インタビュー

鈴木 優さん

■最優秀賞(農林水産大臣賞)
 『大粒白糸納豆』
 有限会社鈴木食品工業/代表 鈴木 優さん

毎年、自信作を出品していましたが、初めての受賞が農林水産大臣賞ということで、たいへんうれしく思っています。

「大粒白糸納豆」は原料の国産大豆や製法にこだわり、ひとつひとつ手作業でつくっています。1日100個と生産数は限られますが、そのぶん、他ではできない最高の商品であると自負しています。製法のこだわりは、大豆の本来の風味や豆のやわらかさを生かすこと。仕込みの終わった大豆を一度外に出して、酸素を全体に十二分に含ませて作るので、やわらかい食感が生まれるのです。「豆の中から糸が伸びてくるような粘りのある納豆がいい」と教えられ、私自身もそれを目指しています。このタイミングを見極めるのは、長年の経験による勘と、人の目がものを言います。現在の作り方にたどり着くまで3〜4年かかりました。

大粒白糸納豆

納豆そのものの味を楽しんでいただくために、ぜひ一度タレなどをつけずに召し上がってみてください。「納豆ってこんな味なのか」と、きっと驚かれると思いますよ。
私たちはこれからも「変わらない味」を守りつづけます。もちろん、来年・再来年の最優秀賞受賞をめざして頑張ります。