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第15回 全国納豆鑑評会(2010年2月5日)
受賞者インタビュー

内藤孝幸さん

■最優秀賞(農林水産大臣賞)
「おらが街」
内藤食品工業株式会社(北海道室蘭市)
内藤孝幸さん

受賞を聞いたときは、家族で抱き合って喜びました。
過去4度の受賞を頂きましたが、昨年は賞を取れず悔しかったので、今回は受賞できて本当に良かったです。

「おらが街」は北海道産の大粒大豆を使っていて、食感はかためだとゴロゴロしてしまうのでなるべく柔らかめに、でも柔らかすぎないようにこだわっています。また、納豆そのものの味で勝負するために、あえてタレはつけていません。けれどもお好みで、お酒好きな人は3粒ほどを爪楊枝に刺してわさび醤油で食べていただくとか、お子様には麺つゆや「ごはんですよ」などの甘系を入れるなど、いろいろ楽しんでいただくといいと思います。

おらが街

大豆は、以前は「ユキホマレ」を使っていましたが、トヨマサリ系の「トヨハルカ」に変えました。吸水性のいい「ユキホマレ」と違って大豆の浸漬時間を長くするなど調整が必要でしたが、平成11年から、そういった浸漬時間や温度などはすべてノートにつけているので、そのデータを参考に微調整し、うまく炊くことができたんです。

小粒・極小粒部門でも、黒目大豆の「キタムスメ」を使った挽き割り納豆を出品したのですが、賞は取れませんでした。「キタムスメ」は、味はいいんだけど、黒色で見た目が悪いんです。鑑評会では第一印象も大切なので、いい白目大豆が見つかれば、また変えて挑戦しようかなと思っています。

でもやはり一番は、次も「おらが街」で賞を取ることですね。今回で5回目の受賞ですが、“継続は力なり”で、自重をして今のまま作っていけば、また取れる自信はあります。今まで最優秀賞のV2はいないので、来年は地元・北海道での開催ということもあって、それを目指してがんばります。