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ビタミンK 骨元気・老化防止・抗潰瘍

骨にカルシウムを定着させ、骨からの溶出を抑えます

骨はカルシウムとたんぱく質が結合して作られていますが、ビタミンKは、その結合を高め、骨の形成を高めるとともに、骨からカルシウムが出て行くのを抑える作用があります。ビタミンKにはレバー、海藻、野菜などに含まれるビタミンK1と、納豆、味噌、チーズなどの発酵食品に含まれるビタミンK2とがあります。骨粗鬆症の人と、そうでない人を比較すると、血液中のビタミンK1濃度には大きな差はありませんが、ビタミンK2は骨粗鬆症の人は濃度が低くなっていることから、骨を丈夫にするにはビタミンK2のほうが重要だといえます。体に必要なビタミンK2の半分ほどは腸内細菌によって作り出されていますが、充分量を摂るにはビタミンK2が群を抜いて多い納豆を食べることがすすめられています。

血液を凝固させて出血を抑えます

普段は血液の凝固を抑える成分の合成に関わっていますが、出血時には血液凝固因子の合成に働きます。ビタミンKが不足すると胃の粘膜が弱くなり、粘膜などから出血があったときに止まりにくくなります。潰瘍の出血を抑制するために効果を発揮します。