人間の血液のpHバランスは、弱アルカリ性に保たれています。そのために、酸性食品ばかりを食べ過ぎると、体調を崩す恐れがあるといわれています。
その逆に、アルカリ食品は、健康増進に対する効果が知られているのです。
たとえばアルカリイオン水の効果は、主に消化器系に対するものですが、血液のpHバランスを整えることで、ガンの予防などにより大きな効果が期待できるのではないかという意見もあります。
土に酸性の化学肥料を与えすぎたらどうなるでしょうか。土は次第に色が変わって土質も変化します。
偏った肥料は、気候や病気に対する植物の抵抗力を弱め、そこへ虫が附いて葉を食べたりすると、著しく成育に支障をきたします。そこで虫除けに有毒な殺虫剤を用いなければならなくなります。
人の健康もこれと同じことがいえます。アルカリ性食品である大豆を食べることで、血液のバランスが健全に保たれ、病気にも強い健康体を維持することが出来るわけです。
ヨーロッパの土壌は弱アルカリ性となっていますから、肉食を主としてもアンバランスにはなりません。
これに比べ日本は水も土も弱酸性ですから、大豆のようなアルカリ食品を食べることがなにより必要となるわけです。
納豆はアルカリ性血液を保つために、日本が生み出した生活の知恵といえるのではないでしょうか。