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不老長寿も夢じゃない

納豆のイソフラボンは骨を丈夫にして、寿命を伸ばす

 西暦2000年には、世界の100歳以上の超高齢者の数は、10万人以上なるといわれています。
 1999年の段階で、日本の100歳以上の方々は1万1346人いますから、世界の100歳以上の超高齢者の10%強は日本人ということになります。平均寿命でも、男性は77歳強で女性が84歳と、男女ともに世界一です。

 「人生80年時代」といわれますが、80歳まで生きられる人の割合は、男性で50%強、女性で73%。「人生80年」を迎えられるのは、男性は2人に1人、女性の場合はぐーんと伸びて4人に3人となります。
 90歳までとなると、男性は16%で、女性は36%。100歳となると、パーセンテージは急降下して、男性は0.7%、女性は4.4%となり、はるかに女性上位。
 日本人の三大死因は、がん、心臓病、脳卒中で、日本人の60%が、これらの病気が原因で死亡しています。死亡原因の第1位はがんで、1998年のデータによりますと、日本人の3人に1人ががんで死んでいます。

イソフラボンは骨を丈夫にして寿命を伸ばす

 日本人の場合、がん、心臓病、脳卒中の三大死因が、すべて克服されますと、男性はほぼ9歳、女性は8歳、現在よりも長生きできると、厚生省では発表しています。
 これらの死因は、生活習慣病ともいわれるように、食生活を中心としたライフスタイルの内容によるところが、きわめて大きいわけです。日に3度、何を食べるかが、その人の健病や寿命を決めるわけです。

 そこで注目したいのが、納豆に含まれている女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンという物質。これまた納豆に多いビタミンK2と並んで、骨がもろくなる骨粗鬆症を防ぐ上で重要な働きをしています。
 イソフラボンは、最近判明した成分で、女性の乳ガンや男性の前立腺ガンの予防効果でも脚光を浴びています。