納豆のことなら何でも分かる！納豆総合情報サイト
Vol.3:六代目ミス納豆7月10日『納豆列車ラストラン！』②
7月10日は「納豆の日」納豆列車グランドフィナーレ！
納豆ラッピング列車、いよいよ北リアス線（久慈駅～宮古駅間）、ラストランの日になりました。１年間、「納豆で粘り強く復興を」のメッセージを込めて運行を行ってきた列車の、最後の勇姿をしっかり見届けたいと思います！
朝に久慈駅にうかがうと、なんとラッキーなことに、去年は購入できなかった三陸リアス亭の名物うに弁当を買うことができました！さっそくいただいたのですが、ウニがいっぱい乗っていて、ごはんもほんのりウニの味がして、本当に美味しかった～。運行最終記念イベント前に、パワーをフルチャージすることができました！
今年も久慈駅には、無償配布させていただく納豆がたくさん到着!! 全国各地の組合員さんからの「一日も早く復興していただきたい」とのメッセージがこもった大事な納豆です。配布用意のできた納豆詰め合わせは300袋（1袋に4～5つ入り）!!!
組合員の方々が納豆に込めた気持ちを、ミス納豆として三陸の方々にしっかりお伝えしなければ、と気持ちを引き締めました。
そしてファイナルセレモニーの前に、久慈駅前で地元の方々へ納豆を無償配布しました。あいにくの雨模様でしたが、たくさんの方が来てくださいました。納豆の糸のように「まめで ねばーこぐ がんばっぺな」と復興への願いをこめて、心を込めてお配りしました。
「去年も無償で納豆をもらって、とっても美味しかったから今年も来ました。全国のいろんな納豆が食べれてありがたい」「最近、雨が続いて涼しいから風邪を引いてしまった。納豆でスタミナつけます」と皆さん、とても喜んで受け取ってくださいました。
12:00からは最終出発式!!!!!セレモニーには、たくさんのマスコミの方々が取材にいらっしゃいました。 納豆列車の最後のホーム入りです!!!
式のはじまりに納豆連の野呂剛弘会長が「三陸鉄道のスタッフの皆さんが、昨日、このラップング電車を手洗いして最後の日を迎えて下さったと伺い、そのご配慮に感激しております。このラッピング電車は、ただ納豆を描くだけでなく、地元の皆さんが列車を見た時に少しでも元気が出るようにしたくて、デザイナーさんと一緒にどんな絵柄にしようかと考えました。納豆連ではこれからも被災者の皆様を応援し続けたいと考えております」と挨拶されました。
次に三陸鉄道の望月正彦社長が「納豆連の皆様のおかげで１年間ラッピング列車が走らせることができました。この納豆、そしてお魚のラッピングはお子さんに大人気でして、地元の人達は納豆ラッピング列車がとても好きでした。地域への様々なご支援、本当にありがとうございました」と感謝の意を述べていらっしゃいました。野呂剛弘会長から望月正彦社長に、サプライズで「納豆Tシャツ」がプレゼントされ、場内はとてもなごやかな雰囲気に。
それから、6代目ミス納豆として、私がラスト運行をしてくださる運転手さんに花束を贈呈。長い間、お疲れさまでした!!!
12:20いよいよ出発です。
「納豆列車のラストランに乗りたくて、遠方から乗りに来ました。乗り心地を噛み締めたいと思います」と県外から来て下さった方や、「１年間、雨の日も風の日も乗っていたから愛着がある、さみしいねえ」と言っていた地元の方、復興支援の観光客の方など、たくさんのお客様が乗られてのラストランになりました。私も望月正彦社長と並んで座らせていただき、しばし納豆列車の乗り心地を堪能…。リアス亭のうに弁当がおいしかったことを告げると、「またいつでも食べに来て下さいね」と優しいお言葉をかけて下さいました。
イベント始めには、車内のアナウンス放送で納豆のアピールに挑戦。ドキドキして、少し噛んでしまいながらも「三陸の皆さんの元気を、とってもねばーこぐ応援しています！」と納豆になぞらえて、自分の想いを伝えました。
その後は、乗客の方一人一人へ納豆を手渡ししました。「観光でこっちに来てたんだけど、納豆をいただけてラッキーでした。残さず食べます」「納豆はラーメンに入れて食べるのが好き。さっそく今日、帰ってから食べよう」と皆さん、配布した納豆をとても喜んでくださいました。
乗客の方々とたくさん納豆や三陸にまつわるお話もできて、私もとっても楽しかったです。感謝です!!
列車内では、岩手めんこいTVの米澤かおりアナウンサーが取材をしてくださいました。とっても緊張しましたが、納豆列車への想いや、早期復興への願いなど、自分が思っていることを素直に伝えさせていただきました。米澤さま、スタッフの皆様、ありがとうございました!!!
途中の堀内駅は、NHKの連続ドラマ「あまちゃん」のロケ地!! 被災後、東京から帰って来たアキちゃんを、海女さんたちが勢揃いでお出迎えしていた、心温まるシーンを思い出し、感激してしまいました。。あまちゃんファンの方は、ぜひ三陸鉄道に乗るべきです!! 胸ときめかせてドラマの行く末を見守っていた熱い気持ちがよみがえりますよ！ ほかにも、海や山や、三陸の美しい自然を堪能することができました。思わず自分の携帯でパシャパシャと景色を撮影しまくってしまいました♪
三陸鉄道では絶景スポットでしばらく停車してくれるサービスを行っています。皆さんも三陸鉄道に乗って、是非この絶景を見ていただきたいです。
そして列車は久慈駅から宮古駅に到着!! 今度は宮古駅の乗客の皆様に納豆を配布しました。雨が本降りになってきてしまったのですが、皆さん、納豆を喜んで受け取って下さってありがたかったです。
15:05、ラストランを終えた納豆ラッピング列車が宮古駅から出発するのを皆でお見送り。無事に本日のイベントは終了しました。
三陸鉄道は、2011年の3月11日の津波の被害にくじけず、震災から3週間後には宮古駅～小本駅と田野畑駅～久慈駅の運行を再開しました。その後は、鉄道関係者の方々の粘り強い努力によって2013年の4月3日に南リアス線の盛駅～吉浜駅の運行が再開。そして2014年4月には全線の運行が再開しました!! 地元の方々にとって復興のシンボルである三陸鉄道で納豆列車を1年間走らせていただいたこと、そして初運行と最終運行、どちらの日にも納豆のPRをさせていただけたことを、心から感謝しております。
イベントを一生懸命に盛り上げてくださった三陸鉄道のスタッフの方々をはじめ、納豆組合、ご関係者の皆さん、ご協力、本当にありがとうございました!!!! 私もすっかり岩手県、そして三陸鉄道が大好きになってしまいました。またたびたび訪れさせていただきたいと思います。皆さんも、是非、おいしいウニや美しい自然、すてきな三陸鉄道に乗りに、岩手を訪れてくださいね!!
